2040年の風景 (2021年版)
created: 2021/5/30
自動運転と配送ロボットによって、point-to-pointの輸送システムが完全に機能しているとき。 PBRのXRデバイスとCGは完成し、描画できないものは存在しない時代。 コンタクト型は不完全だろうけど、CGで見た目的にはなんとでもなる
体験の光景
かなりの体験は家にあるデバイスで享受できる
匂いとか、身体移動を多く伴うスポーツ的なものはできない
山登りとか、海で泳ぐとか
point-to-point輸送網によって、自室のドアを開けてしばらくするとそこは目的の場所になっている
自室
専用施設
自然
都市の風景
輸送網の移動速度を考えると、
廊下・共用部・道路を廃して
高さ方向にも統合された
システムがもっとも快適。
この時代のフロンティア (実証実験とかのレベル)は
BCIとの統合
不動産の価値が大幅に転換していく (自動輸送網との接続性が最大価値となる)ので、再開発された、住宅・エンタメ都市みたいなエリアが東京都にはいくつか存在する。
これは、2040年における30歳ぐらいの上~中所得者が好む場所である
おしゃれさと、利便性を両立
20歳以下ぐらいは、もっとバーチャルネイティブで、↑のような場所は今で言う六本木みたいな扱いで、もっと安いデバイスによる体験で満足しているし、既存住宅を雑にリフォームしたようなところで小さいデバイスを使っている
ひたすら空調と防音だけをよくした、牢獄のような低家賃住宅
50歳@2040 (30歳@2020)ぐらいは、PCとか紙の本に執着があり、↑のような体験で包まれることに寂しさを感じるし、HMDをつけ続けることも嫌がる。今で言う郊外的な場所は、コンパクト化した、徒歩圏ですべてが結ばれる都市の様相がある。個々の店舗は同じような要素技術を使っているが、より物質を重視するような(on-demand print + robotics)で仮想的に2020年ぐらいの体験を実現しているところにすんでいる。 農村部は、採算性の悪化により、趣味性の高いアーミッシュのような体をなしている。しかし、透明化した技術により、生活水準は悪くない。 間の郊外部分は、自然風景 or 巨大ソーラーパネル群 or 人間立入禁止の自動工場エリアになっている。2020年のような低密度住宅が薄く広がっている郊外風景は減少しているので、2040年の人にとっては子供のころの郷愁を感じさせる原風景になっている。